2021年はどんな年か知ってる?ニュースを先取りしてみよう!

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こんにちは!新年明けましておめでとうございます。今年もあしながBASEをどうぞよろしくお願いします。昨年は予期せぬ年となった方も多かったことでしょう。そこで2021年はどんな年となるのでしょうかを先取りしていきたいと思います!

ウガンダ大統領選挙

2021年1月14日に、海外研修プログラムの派遣先でもある、アフリカのウガンダ共和国にて大統領選挙が行われました。CNNニュースによると、以下の通り現職のムセベニ大統領が当選したことがわかります。ムセベニ大統領は1986年から長期政権を維持しており、今年で在任35年目となります。


14日投票のウガンダ大統領選挙で、同国の選挙管理委員会は現職のムセベニ大統領が勝利したと発表した。同氏は6期目の当選となる。一方、野党候補のボビ・ワイン氏は不正があったとして結果を認めない姿勢を示した。

CNN「ウガンダ大統領選、ムセベニ氏が再選 野党候補は不正訴え 」https://www.cnn.co.jp/world/35165175.html

大統領選ではインターネットが遮断される?!

今回話題となったのが、大統領選投票日前日にウガンダ政府はインターネットプロバイダに対して業務停止命令を発出したことでした。午後7時にはウガンダ国内とインターネットとの通信がほぼ途絶してしまったのです。フェイスブックなどのソーシャルメディアの「傲慢さ」を理由に停止を命令したようですが、日本ではどんなときでも使えるインターネットも、世界では当たり前ではないのです。

ウガンダ共和国について、さらに詳しく知りたい方は、海外研修プログラムを利用した大奨生のセンパイが語ってくれたあしながBASEオンラインイベント報告の記事をご覧ください!

大学入学共通テストと国立二次試験の一部変更

1月16日,17日に行われた「大学入学共通テスト」が初めて実施されました。共通テストは「思考力や判断力などを問うため、暗記した知識だけでは解けない問題が出る」と以前から伝えられていました。さらに、センター試験より問題が難しくなったのではないかという指摘があり、平均点は下がるとの見方がありましたが、結果的にはさほど大きな差はありませんでした。感染対策の観点からは、マスクの着用が義務付けられたり、昼食は自席でとることが求められました。

さらに、国立大学の二次試験は開催の可否が問われています。東京外国語大学では試験内容を変更し、試験時間を短くするなどの対応が取られています。また、緊急事態宣言が発令されている栃木県では国立の宇都宮大学が二次試験にあたる個別学力調査を実施しないことに決まりました。


全国的な新型コロナウイルスの感染拡大や、栃木県に2月7日まで緊急事態宣言が再発令されていることを受け、宇都宮大(石田朋靖学長)は21日、一般入試の個別学力検査を中止すると発表した。同大によると、1949年の発足以降、個別学力検査などの2次試験が中止されたのは初めて。

宇都宮大が2次試験中止 共通テスト成績などで合否 「受験生の健康最優先」 – 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20210122/k00/00m/040/012000c

結果は大学入学共通テストの結果で決まるとのことです。


 同大によると、個別学力検査の代わりに今後、地域デザインや国際、工、農の各学部では1月16、17両日に行われた大学入学共通テストの成績で入学者を選抜する。共同教育学部では、受験生に論作文の提出を課す。いずれも来校は不要で、3月22日に予定されていた追試験は実施しないという。

宇都宮大が2次試験中止 共通テスト成績などで合否 「受験生の健康最優先」 – 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20210122/k00/00m/040/012000c

アメリカ大統領就任式

1月20日にアメリカ大統領就任式が実施され、第46代大統領に民主党のジョー・バイデン氏が就任しました。就任式では6日、トランプ氏の支持者らが首都ワシントンの連邦議会議事堂を一時占拠する事態が起きたことを受けて、厳重な警備態勢がとられました。さらに、就任式は歴代の大統領と、新旧大統領が顔をそろえるのが恒例ですが、トランプ前大統領は欠席してしまいました。一方で、ペンス前副大統領は参列し、民主党のジョー・バイデン氏が宣誓して大統領に就任しました。

また、例年では連邦議会からホワイトハウスまでの間で行われてきたパレードが行われてきましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、代わりにインターネット上で「バーチャル・パレード」と題した催しが行われました。

東日本大震災から10年

2021年3月11日は、東日本大震災から10年の日が流れました。東北地方を中心に2万2000人余の死者・行方不明者を出したこの未曾有の災害は、福島第一原子力発電所事故も引き起こしました。放射能汚染地域は帰還困難区域に指定され、住民は長期避難を余儀なくされ、東京湾沿岸を中心とした広域の液状化、大量の帰宅困難者の発生、電力不足による計画停電、様々な被害が発生したことはみなさんの記憶に新しいのではないでしょうか。

多くの子どもたちが親を亡くし、現在もケアを必要としている事態を受け、あしなが育英会では東日本大震災で親を失った子どもたちの“心を癒す家”「東北レインボーハウス」を2014年に仙台、石巻、陸前高田の3か所に設立し、東北の子どもたちのケア活動に力を尽くしています。また、震災で親を亡くした子どもたちが将来親となり子育てをする時にも戻れる場所でありたいと思い、その支援の幅を広げて子ども食堂や学習支援など地域との連携も強化しています。詳しくはこちらからご覧ください。

東京オリンピック・パラリンピック開催

2020年に予定されてきた東京オリンピック・パラリンピック競技大会ですが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、オリンピックは2021年7月23日(金曜日)~8月8日(日曜日)、パラリンピックは2021年8月24日(火曜日)~9月5日(日曜日)に開催が延期されました。

しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大が収束に向かわず、開催に暗雲が立ち込めています。 ニューヨークタイムズなどの米メディアが中止の可能性について報道し、実際に国際オリンピック委員会の元副会長が、国連に開催可否の判断を委ねる可能性について言及するなど、ここにきて悲観論が加速しているのが現状です。現時点での開催の可否の判断時期は未定となっています。

祝日が今年も変わる!

現時点で開催が危ぶまれている東京オリンピック・パラリンピック競技大会ですが、祝日が例年と異なることはすでに決まっています。2021年の「海の日」は7月22日、「スポーツの日」は7月23日、「山の日」は8月8日に変更されています。(本来10月11日のスポーツの日が7月23日に移動しており、夏休みに祝日が吸収されてしまうという点では、少し残念でしょうか?)

首相官邸ホームページ「2021年の祝日移動について」より
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/tokyo2020/shukujitsu.html

米国同時多発テロから20年

2001年9月11日に旅客機がハイジャックされ、ニューヨークにある「ワールドトレードセンター」というオフィスビル、そしてジョージア州に位置し、米国の国防総省の本庁舎である「ペンタゴン」に衝突したテロ事件から20年の月日が経ちます(他にもテロは計画されていました)。2001年となると、交奨生のみなさんにとっては生まれる前出来事の方がほとんどではないでしょうか。まるで映画のような写真ばかりですが、全て現実に起きたことなのです。Huffingtonpostのアメリカ同時多発テロはなぜ起きたのか。“史上最悪”のテロ事件を振り返る【画像】の記事からぜひご覧ください。

おわりに

2021年は多くの災害・事件から節目の年であることがわかります。さらに、新型コロナウイルス感染拡大の収束も現時点では見込むことができていません。これまで以上に先が見えない時代だからこそ、いまやるべきことを精一杯取り組むことがなによりも重要なのではないでしょうか。今回は、2021年にどのような出来事があるのかを紹介しました。今年の出来事を頭に入れていただき、少しでもみなさんのお役に立てれば幸いです。

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