#1 可能性は無限大!「やりたいことないけど、進学します」で良い理由【体験談】

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こんにちは!
大学や専門学校に進学すると学校の中での学びだけにとどまらず、学校の外である課外でも多くの活動をすることができます。大学生や専門学生ができる課外活動については「進学したら課外活動をしよう!学びは授業だけじゃない【情報】」で解説しましたが、ご覧いただけましたか?

今回は課外活動の中でも、高校生のうちにはなかなか体験できない「インターンシップ」について、大奨生のセンパイから体験談を伺います。本日のゲストはこちら!

自己紹介

水橋誉(みずはし・ほまれ)さん

東北学院大学4年生

中学校のころに「年下の子たちのお世話をするのが好き」「いつかは野球の指導者になりたい」という動機から学校の先生になりたいと志す大奨生で、春からは東京の大学院に進学予定!

学生募金からはじまった課外活動とカタリバに至るまで

大学4年間でどんな課外活動をやっていましたか?

水橋さん:あしなが育英会の奨学金は大学の入学のときから受給していて、1年生の夏に開催された高校奨学生のつどい(奨学金を受けている高校生が対象の全国8会場で行われる3泊4日のサマーキャンプのこと。全国で約1000人が参加します。)に学生スタッフとして参加したことから始まりました。その次に、大学・専門各種学校奨学生のつどい(大学・専門各種学校奨学生の1年生を対象に、山梨県の西湖畔で行われる4泊5日のサマーキャンプのこと)に参加して、あしなが学生募金事務局(’遺児支援の募金活動)の局員になり、街頭に立って募金を呼び掛けたりするための運営・企画に携わる学生メンバーになりました。2年生になると、住んでいた宮城県のメンバー代表になりました。そのまま、東北エリア代表となり、3年生を終えました。続く4年生からは大学を1年間休学して、NPO法人カタリバ(高校生などの若者に新しい学びの場を提供しているNPO)でインターンシップを1年間していました。具体的には、福島県立ふたば未来学園に併設されている双葉みらいラボに常駐し、「学校の中にある新しい放課後の居場所」を作りとして学習サポートを行ったり、未来創造探求という授業をコーディネートして、生徒の主体的な学びを実現すべく、向き合ってきました。

実は「なにもやらない」と決意していた大学1年生

あしなが育英会の海外留学研修制度ではなく、自分で受け入れ先を探して活動するあしなが大奨生ってなかなか珍しいですよね。そもそも、大学生活はどのように過ごされているんですか?

実はサークルや部活はなにも入っていないんです。「他人と違うことをしたい」という性格もあるんですが、みんなとワイワイするようなサークルのが好きじゃなかったのと、モチベーションが上がらなくて…教員免許を取りたいと思って大学に入学したのですが、それに集中したかったこともあり、むしろ「(サークル活動などは)やらない」っていう決意だけをしていました。でも、夏休みに高奨生のつどいに学生スタッフとして参加して大きく変わったんです。

課外活動に関わる中での成功体験が自分を変えていった

高奨生のつどいでは、学生スタッフとしてどのような体験があったんですか?

高奨生のつどいではスタッフとして高校生10人ぐらいと関わることができました、その3泊4日間でアニキになれた感覚があってすごく楽しかったんです。高校生とコミュニケーションをとったり、ファシリテーションをすることが「もしかして得意なのかもしれない」と感じました。そして、学生募金事務局の活動でも、課題をみつけてそれに取り組むところにやりがいを覚えました。「メンバーが集めるにはどうしたらよいか」であったり、「募金額を増やすには」といった課題の解決策を自由に考えて、学生たち自身でで実行できるといったことです。

学生募金事務局に参加したのが1年生のときでしたよね?2年生以降はどのような活動をされていましたか?

住んでいたのが仙台という、東北の中でも大きい拠点だったので県の代表をやってみることにしました。大学2年生のときです。代表としてメンバーや会議を取り仕切ってきました。多くの方のご支援のおかげで、私の担当の地域において東日本大震災後では、最大の募金額を達成することもできました。3年生からはもっと広範囲の東北エリアの代表となり、①高奨生のつどい、②大奨生のつどい、③学生募金事務局 でのあしながを通した3つ課外活動が自分の中での成功体験となっていきました。こうした結果、自分の大学生活は課外活動が中心になるのかな(と自覚したんじゃないかと)振り返っています。

そうだったのですね。チームワークの中での課題に挑戦していって、目標を達成していくその過程にやりがいを感じ、さらに、その成功体験を通して課外活動が学生生活にとって大きな役割を占めるようになってきたんですね。次の記事ではどうして学生募金事務局の活動からNPOでの活動になったのかと、水橋さんが一年間取り組んでいたカタリバでの活動と、なぜ高校生が「やりたいことがなくても進学します」で良いのかについて伺います。

※次の記事は11/20(金)の公開を予定しています。

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