大学進学してから進路変更が可能!?〜理系から文系の道へ〜【先輩体験談】(後編)

大学生の声

こんにちは!京都産業大学 経営学部会計ファイナンス学科の谷口綾音です。私は大学2年生の時に理系から文系へと転部をしました。この記事ではその進路変更について、前編と後編に分けて紹介しています。

大学生活は入試だけで全てが決まるわけではありません。高校奨学生の皆さんには、入学後でも進路を変えることができるこの制度を知ってもらい、進学した時に選択肢の一つとして、覚えといてほしいです!

今日は後編の「転部のデメリット・メリット」と「転部してどうだったか」をお伝えします!

転部のデメリット

周りと勉強が遅れている

 転部をするということは、周りの人と勉強が遅れている状態で転部先の勉強をスタートすることになります。そのため、選択する授業によっては内容が難しく感じることもあり、周りに追いつくために勉強を頑張らないといけません。私の場合は転部先に友達がいたので、休み時間に基礎の内容を教えてもらいながら、授業の復習を徹底して行っていました。

1から友達づくり

 転部すると、普通ならその学部に友達はいません…。そのため、転部先で1から友達づくりをする必要があります。授業で分からないことや試験の情報などを教えてくれる友達の存在は本当に大きいもの。私は転部していきなりゼミに入ることが可能だったので、ゼミで友達がたくさんできました。もし友達がいなかったら、今頃私はどうなっていただろう…と思います。(笑)

4年間で卒業できるとは限らない

 これが転部をする1番のデメリットかもしれません。4年間で卒業できるとは限らない、いわゆる「留年」する可能性があります。大学では卒業単位数というものがあり、卒業するために取らないといけない単位数が決まっています。その人が今まで取得した単位数や、転部先でどれだけ頑張れるかによって4年間で卒業できるが決まります。実際、転部の相談を事務室の方にした際、「留年する可能性もあるから、よく考えて決断してね。」と言われました。

そのため私は、大学1年生の時から転部先の卒業単位数のことを考えて、授業を組んでいました。1年生の時から転部先の単位数のことを考えて授業を組んでいたため、私は無事4年間で卒業できます☺️

これらのデメリットを理解した上で、転部の決意をする必要があります。

転部のメリット

心機一転でモチベーションが上がる!

  転部をすると環境や友達関係が一度リセットし、新たな気持ちで勉強に臨むことができます。実際、転部をした大学2年のときは、勉強に対するモチベーションはとてつもなく高かったです!勉強が楽しくて楽しくて仕方ありませんでした。その結果、その年は成績優秀者として選出され、楽しいものに勝るものはないと感じました。

新たな出会いが広がる!

 転部をしたことによって、たくさんの出会いがありました。学部の友達はもちろんのこと、新たな先生との出会いもあり、視野が広がりました!交友関係が広がると、大学生活も充実します。理系・文系両方の友達や先生と繋がれるのはレアかも?(笑)

将来のための進路選択ができる!

 私にとって1番のメリットは、将来のための進路選択ができたことです。大学に入学してから将来やりたいことが変わる人って結構いると思います。私もその一人でした。私が大学1年生の時に、様々な経験を通して本気でやりたいことを見つけ、転部という新たな進路選択ができて本当によかったです。おかげで行きたい企業に就職も決まり、転部前よりも充実した大学生活を送れています。

私の人生を変えてくれた転部

みなさんは高校卒業後の進路は決まっていますか?この高校卒業後の進路は就活や将来に大きく影響すると思われがちですが、私はそんな深く抱え込む必要はないと思います。たとえ、今の時点でやりたいことが決まっていなくても、私のように大学に入学してから学びたいことを見つけ、将来のために進路変更をして大学生活を送ることも可能です。

私は本当に転部をしてよかったと思います。もちろんデメリットもありましたが、それを押し切って転部をした行動力は、これからの人生にも役立ちます。高校奨学生の皆さんは、先の見えない将来に不安を感じることもあると思いますが、大学に入ってから進路を変えるという選択肢もありますので、私のこの経験がみなさんのお役に立てればと思います🌱

最後まで読んでくださり、ありがとうございました☺️

記事作成者について

京都産業大学 経営学部会計ファイナンス学科4年の谷口綾音。大学1年は理系の理学部数理科学科だったが、大学2年の時に文系の経営学部会計ファイナンス学科に転部をする。その1年後には学業成績優秀者として選出される。あしなが学生募金事務局には大学1年から所属し、今はあしながB A S Eのライターとして活動している。
#ashinagabase