こんにちは。あしながBASE担当の阿部です。
やりたいことが、ガチでみつかってしまうプログラム
5月も終わりに差し掛かり、学年問わず進路について考える機会も増えてきたのではないでしょうか。「もうすでにやりたいことが明確にある!」というみなさんもいれば、そうでないみなさんもいらっしゃるのではないでしょうか。実際に、進学に関わらず「将来やりたいことが決まっていない」といったご相談や、進学を検討しているみなさんから「総合型選抜入試を受けたいが、まず何をすれば良いのかわからない」「志望理由が明確に見つからない」といった相談を多くいただくようになりました。
今回はそんななりたい自分を明確にしたいみなさん向けに、東京大学と慶應義塾大学大学院で研究された喜多恒介さんが代表を務める高校生みらいラボさんと共同で「自己分析スタートダッシュプログラム」を開催することにしました。進学を考えている方もそうでない方もぜひお役立てください。
自分にベストな入試方式
実は、私は高校3年生だった2016年に総合型選抜入試(当時はAO入試と呼ばれていましたが💦)を利用して、志望校だった慶應義塾大学へ進学することができました。学力試験のみで合否がわかれる一般入試とは異なり、大学と受験生とのマッチングを重視した総合型選抜入試や推薦入試が私に向いており、それを活用できたからこそ、合格することができました。ですが、「総合型選抜入試が良いんだ!」と言いたいわけではなく、進学にチャレンジする高校奨学生のみなさんには自分自身に一番あった入試方式を選んで、納得のいく進路をつかみ取ってほしいのです。
ところが、一般入試と比べて受験のハードルが同じとは言えないのではないでしょうか。
なぜならば、「将来やりたいこと、社会で役に立ちたいという考えを述べて、それを評価してくれるAO入試を受験してみたい!」と高校3年生のときに私は決めたのですが、学校の先生があまり詳しくなかったり、簡単に受験できなかったからです。三者面談で「将来なりたい職業は?」と聞かれますが、なりたい職業の見つけ方は授業でたくさん教えてくれませんよね。
そのため、私は「総合型選抜入試や推薦入試って受けづらいな…」と感じていました。みなさんには同じ思いをしてほしくありません。だからこそ、これまでに少しでも「頼れる情報源」に近づけるように、あしながBASEでは入試突破のコツや仕組みを2つの記事にまとめてきました。
ところが、合格に必要な要素はお伝えできても、具体的に「あなたにしかできない将来の夢や志」を一緒に考えるお手伝いはできませんでした。「必要なことはわかったけど、なにから始めれば良いんだ!?」といった声が聞こえてきそうです。(私だったらそう思います)
そこで!今回は自分が心からやりたいことを見つけ、それを踏まえた進路に向けて走り出すためのプログラム「自己分析スタートダッシュプログラム」を開催することになりました。このプログラムはオンライン講義やメンターによる進路サポートを通じて、延べ1,000人以上の高校生に対して ”やりたいこと”を見つけるキャリア支援を実施している高校生みらいラボさんにとともにお届けします!
「高校生みらいラボ」とは
スマホやPC一台で、日本中、世界中どこからでも参加可能なオンライン授業を提供するプログラムです。これまで延べ1,000人以上の高校生に対して ”やりたいこと”を。見つけるキャリア支援を実施してきました。
「高校生みらいラボ」担当田島さんからのメッセージ
みなさん初めまして!高校生未来ラボの田島颯です。 今回、「自分が本当に思っているやりたいこと」をテーマにワークショップを実施させてもらうことになりました。 さまざまな条件で狭めてしまっている選択肢を一旦解放してみて、そこから自分が本当にやりたい、ワクワクできることを見つけるそんなワークショップになります。これからの進路選択や人生を考えていく中で、自分にとって大切なキーワードが見つかる、そんな時間にできればと思ってます! 皆さんと会えるのを楽しみにしております!
どんなことやるの? | コンテンツ例をご紹介!
少人数のグループワークとワークシート
プログラムの中心は少人数のグループワークです。各グループに1人以上のメンター(助言してくれる人)が付き、自分の人生を振り返って、やりたいこととその理由を見つけるためのワークを行います。自分と向き合うことで、自分自身がどんな人間であるかを理解し、自分の人生にとって最適な選択をする力。人生において重要であるにもかかわらず、いわゆる勉強だけでは身につけるのが難しいこの力をワークシートやメンターのサポートを通して深めていきます。
「スタートダッシュプログラム」参加者の声
自分のやりたいことに一貫性がなく、大学や将来本当に何がしたいのかわかりませんでした。新型コロナウイルス感染症の流行によって高校が遅れて開始しすぐに文理選択をどうするかと問われ、迷っていました。その時、スタプロに出会って夏休みも近いしできるだろうと思って参加しました。そこで他の参加者やメンターさんと話して自分のやりたいことの軸が見つかってもやもやが消え、前に進めるために考えられるようになり、自分のやりたいことを語ることができるようになりました。その延⻑線としてTechnovation Girlsというアプリコンペの日本チャプターに応募し、選出されました。 応募するまですごく心配で自分でできるのかなとか自分以外の人の方が適してるんじゃないかとか思っていたのですがそれを話したら「できるよ」や「やってみなよ」と背中を押してくれて一歩を踏み出すことができました。
自分の意見を人に伝えることが苦手で何か話すときには、いつも周りの雰囲気に合わせて話していました。また、自分と向き合うことが苦手で高校入学後自分と向き合うことに避けてきました。その為自分の思っている ことを伝えることのできる友達はほとんどいなくて自分の好きなことやりたいことも分からなくてどうしていいかわからないままでいました。高校生みらいラボやスタートダッシュプログラムを通して同じ思いを持った高校生や話しを親身に聞いてくれるメンターさんに出会い、自分自身と向き合うことの大切さを知り、自分のやりたいこと・自分の軸を発見することが出来ました。
参加者のアンケートでわかった成長
開催日時
開催日時:2021年6月12日(土) 14:30~17:30 (約3時間)
場所:ZOOMを利用
人数:20名 *原則先着順
参加方法:こちらのフォームから
*あしながBASE主催のプログラムですので参加費はかかりません。無料です。
よくある質問
Q:PCがなくスマホからの参加でも大丈夫ですか?
A:ご参加いただけます。ただし、プログラム途中にインターネットで調べ物をすることもございますので、両方お持ちの方はPC参加を推奨しております。
Q:カメラオンでないといけませんか?
A:必須ではありませんが、メンターや仲間とのグループワークが中心となりますので、ぜひカメラオンでご参加いただきたいです。
Q:学校があって開始時間に間に合わなそう。でもどうしても参加したいのですが無理ですか?
A:tsudoi@ashinaga.orgまでご相談ください。
Q:高専生は参加できますか?
A:参加できます。大学生および社会人、小学生は参加できません。
Q:地方や海外からでも参加可能ですか?
A:無料オンライン会議アプリ「Zoom」を利用するため、インターネット環境さえあれば、高校生ならいつでも誰でも参加できます。
Q:ZOOMの使いかたがわかりません!
A:こちらで詳しく解説しております。ぜひご覧ください!
おわりに
「将来やりたいことが決まっていない」といった方だけでなく、「公務員になりたい!」「看護師になりたい!」という職業だけ決まっている方もぜひごご参加ください。公務員や看護師は職業の名前に過ぎません「公務員や看護師になって何をしたいのか」が大事です。なりたい自分は何なのか、いっしょに自分の「みらい」を考えましょう。ご参加お待ちしています!