「面接はどんな感じ?」心塾の塾監職員島田さんに直球質問してみた

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こんにちは。職員の阿部です!

あしながBASEのLINEには、学生寮あしなが心塾と虹の心塾についての質問が数多く寄せられます。今日はよくある傾向を塾監職員の島田さんにぶつけてみました!これから出願されるみなさんはぜひ参考にしてみてくださいね。

学生寮あしなが心塾・虹の心塾では2022年度の新入塾生募集を2021年10月31日まで行っています。詳しくは以下の記事をご覧ください!

さて、高校奨学生や保護者のみなさんから寄せられた質問や疑問に答えてもらうために、神戸市にある、虹の心塾の塾監職員の島田さんにきてもらいました。よろしくお願いしま〜す!

島田さん:はい、よろしくお願いします!

島田さんご自身も高校・大学奨学生でした。長崎出身で大学進学とともに上京して、東京のあしなが心塾で4年間生活した卒塾生の一人です。卒業後からあしなが育英会で勤務をしています。

入塾面接で聞かれる質問

それでは、さっそく伺っていきます。一番多く寄せられているのが倍率についてです。「学生寮あしなが心塾、虹の心塾(以下:心塾)の応募って多いんですか?応募したら確実に入寮できますか?」というご質問が保護者の方から届いています。どうでしょうか?

— ん〜〜。応募者数や倍率は非公開なのですが、出願したら確実に入れるということはないです。年度によっても大きく異なります。どうしてもベッド数や部屋数に上限がありますので、出願したら必ず入れるわけではないんです。

なるほど〜。そうしたら選考がとても大事になってきますね。選考では面接があるとのことですが、どんなことが聞かれるんでしょうか?

— いろいろ聞きますが、「なぜあなたが心塾に入りたいのか」を一番聞きたいと思っています。心塾は大学進学を支援する寄宿舎的な一面もありますが、それ以上に塾生活・共同生活・塾のカリキュラムを通して、塾生のみなさんが成長してもらうというところに主眼を置いています。なので、心塾に入りたいと思う理由を面接で確認するようにしています。

そうなると、例えば「月1万円の寮費で安く済む!」という理由のみならず、心塾のカリキュラムや特徴を知ることがはじめの一歩として必要なんですね。「どうしても心塾に入りたいんだ!」というみなさんにアドバイスをするとしたら「まずは心塾のことをよく調べましょう」といったところでしょうか。

そうですね。パンフレットやwebサイトをよく読んだ上で、さらに考えることも重要です。心塾の特徴を熟知した上で、自分はどう成長していきたいのかを考えてみると良いかもしれません。

主体的に過ごせる塾生こそ、成長する

これまで行ってきた選考の中で、島田さんの印象に残っている入塾面接はありますか?

地元の大学に進学しようとしていた受験生がいました。ところが、夏に心塾の説明を受けると、「心塾に入りたい!」という気持ちが強くなり、それが理由で東京への進学を決意した子がいました。東京の大学に進学したいから心塾へ行きたいのではなく、心塾に入りたいから東京の大学へいくことにした彼はとても印象的でしたね。

進学先を決める理由として、大学よりも、心塾が優先だったんですね。その方にとって心塾はどう魅力的に映ったんでしょうか?

— (心塾の持つ環境を通して)他人とは違う大学生活を送れることがすごく魅力的だと言っていました。また説明会で、「成長したいなら心塾へおいで」という当時の塾監職員のメッセージに強く心が動かされたようです。

素敵なエピソード、ありがとうございます。そういった強い動機があると、入塾後も有意義な生活が送れそうですね。選考のお話はここまでにして、次の質問に移りたいと思います。「どのような学生が心塾に向いていて、どのような学生が向いていないといった適性はありますか?」といった質問が届いています。こちらはどうでしょうか?

— 共同生活がポイントになってくので、そこに積極的に取り組めるかどうかが大事です。「他人とあまり関わりたくない…」という方にはおすすめできないですね。もちろん、いまは苦手でも、苦手を克服しようとする人は大丈夫です。「苦手だけど、どうにかしたい!」と主体的に取り組もうとすることが大事になってきます。人と人との関わり、繋がり、コミュニケーションを通して成長することが心塾を通して得られる一番大きな部分です。これがないとお互いしんどくなってしまいます

なるほど!では、いま出願を考えているひとのなかで、「苦手だけど頑張りたい!」という人は入塾後にどうしたら良いですかね?

困ったときに支えてくれるのは先輩ですね。相談にのってくれるのは大きいんじゃないかと思います。それぞれが共同生活を通して経験した苦労を乗り越えたりしているので、たくさんアドバイスをしてくれるはずです!そうした助言をもとに、最終的には自分で努力やチャレンジをして、苦手を克服していってください。

共同生活でもオンライン授業は大丈夫?

ここからは心塾の最新情報を伺いたいです。はじめに、コロナ禍で変わったルールはありますか?

門限を変更していたり、寮室の定員を削減したりしています。食堂や研修室に飛沫防止のアクリル版も設置しました。東京でも神戸でも顧問医の先生がいて、専門家のアドバイスを受けながらコロナ対策をしています。

顧問医の先生がいらっしゃるのは安心ですね。次に、オンライン授業に関してはどうでしょうか?wifiの速度や、共同部屋の中で、ルームメイトの生活音が授業の邪魔になったりはしませんか?

なるほど、まずwifiについてですが、いま測ってみましょうか!
(数分間計測….)下りが38Mbps、上りが87Mbpsでした。

*神戸にある虹の心塾の事務室で計測しました。

全然問題ないですね。

また、オンライン授業に関しては、自習室をはじめとした学習可能なスペースが心塾内に用意されているので、問題なく受けることができます。

ちょっといじわるな質問なんですが、生活で不便なことはありますか?

東京・神戸両方の心塾に共通する締め切りは、ルールですね。特に門限などの時間についてです。外泊願いを提出できる締め切り時間が決まっています。事前に届けを出していない限り、友だちに誘われて飲み会へ行って、そのままオールしたり、友だちの家に泊まることはできません。

たしかに、一人暮らしに比べると窮屈な部分がありますが、協調性や社会性を身に付けるには必要なことなのかもしれませんね。一方で全国&世界の仲間との交流ができたり、英語レッスン大学にはない多彩なプログラムなどがあるのが塾生活のメリットでしょうか。ほかにも魅力はパンフレットに書かれていますのでぜひご覧くださいね。さて、最後に、これから出願を考えているみなさんにメッセージをください!

— 私は入塾を考えているみなさんに「どんな大学生活を送りたいですか」「どんな人生を歩みたいですか」と聞いてみたいですね。みなさんそれぞれにいろんな人生設計があると思いますが、コロナ禍をはじめ、先が読めない時代が続きます。思い描いていた理想のキャンパスライフも変わっています。そんな時代だからこそ心塾を勧めたいのです。複雑な社会を渡り歩き、自己実現を目指すためには人間的な成長がいままで以上に必要でしょう。他人(ひと)とは違う選択を大学進学にあたってするのはすごく意義のあることで、コロナによって分断されてしまった人と人との関わり合いの中での学びや気づきを得るには一番の学び舎です。人生の選択としてぜひ考えてみてください。

ありがとうございました。入塾を考えているみなさんで、記事に関してなにか質問があれば、あしながBASEの「先輩にきいてみる」にお尋ねください!学生寮あしなが心塾・虹の心塾では2022年度の新入塾生募集を2021年10月31日まで行っています。詳しくは以下の記事をご覧ください!

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